ぼくたちの旅ろく

旅や冒険を通して、思ったこと感じたことを素直にお届けするのがこの”ぼくたちの旅ろく”です。あなたの旅や冒険へ出るための”きっかけ”になればと思います。

北極トレーニング vol.2

こんにちは!モトロクのじゅんやです。


強風の中で。。。🌨


前日に始まった本番さながらのトレーニングは、この日で2日目


この日の天候は曇り、気温マイナス16度❄️
曇りですが、南からの風がとても強く、南に進行を続ける自分たちにとってはかなり辛い向かい風です。
ゴーグルなしでは歩けないような向かい風の中をゆっくりと着実に進んでいきます。
途中からは雪も降ってきて、150mほど離れると人が見えなくなるような状況に。。。
そんな中、私たちを率いる荻田氏はずんずんと進んでいきます。
次第に隊列にムラが出て行き、前のメンバーと体力のないメンバーから後ろとで2分割された状態になります。


この状態は、早い側にも遅い側にも良くありません。
(感覚的や感情論的にも良くないかもしれませんが。。。)


隊として冒険をしている以上、休憩時間などで遅れているメンバーを待つ時間が発生してしまいます。
その間、早い隊は必要以上に休憩をしなくてはならず、体を冷やしてしまう原因になります。
遅い隊は、いつもより休憩時間が取れず、体を休めきれず、次の行動時間のターンにさらに遅れが発生する原因になってしまいます。


荻田さんはこのスピード感のすり合わせをするためこの日は敢えて遅い人に無理にペースを合わせず歩いていたのではないかと思います。


強風の中だと、休憩時にも気が抜けません。
行動食の補給時に外した、ミトンや、そのほかにも気をぬくとなんでも飛んでいきそうになります。
装備を失うことは、今後の冒険の危険に直結するので避けなければなりません。。。



苦労のテント設営⛺️
強風の中での歩行を終え、テント設営をしますが、難易度は無風や微風の時とは全く異なります。


設営中、風上側にペグを刺して、手を離した瞬間 !

急に風が強くなり、僕らのテントが「バッ」っと宙に持ち上げられました。
幸い僕のペアが反対側の一箇所を掴んでいたので、なんとかテントはひっくりがえった状態でとどまり、難を逃れましたが、肝を冷やしたのを覚えています。


後日、強風時のテントの設営のコツを教えてもらい、また、自分たちもテントの設営になれたことで、風が強い中でも、難なく立てれるようになりましたが、それはまたの機会に紹介したいと思います。


この日は、6.7時間の行動時間でスタート地点から南寄りに13km、途中から踵を返し、北寄りに2km、トータル15kmの行動となりました。


「苦労のテント設営」を終えテントに入りました。
体感温度的には、最高レベルに寒かった1日を終え、食べるバターたっぷりの札幌ラーメンは文字通り体に染み渡る美味しさで、あの味は忘れることはないでしょう。。。


                     強風の中歩く隊


次回は、「オーロラ」に恵まれた、寒冷地トレーニングの3日目について思ったまま、感じたまま綴りたいと思います。
                                 (じゅんや)