ぼくたちの旅ろく

旅や冒険を通して、思ったこと感じたことを素直にお届けするのがこの”ぼくたちの旅ろく”です。あなたの旅や冒険へ出るための”きっかけ”になればと思います。

北極トレーニング vol.4 トレーニングは終わりへ

こんにちは!モトロクのじゅんやです。


トレーニングは終わりへ。。。


本日は、寒冷地トレーニング最終日。
実は昨日、夜にはオーロラとともに、イカルイットの街並みからの明かりが僕らを待っているかのように光っていました。
残り約10キロ強といったところでしょうか?
そこまで、午前中のうちに歩いてしまおう!という気持ちと、早く街に戻りたいという思いで自然と歩みが早くなります。


9時ごろから歩き始め、ちょうど12時くらいに湾が終わり、イカルイットの街に戻ることができ、トレーニングは終わりへ。。。


ちょうど、トレーニングを終えたすぐの場所にピザ屋🍕がありました。
ピザでも食うか!!という流れになり、ソリをひとまず置きいざピザ屋へ!
3泊4日決まった食事を決まった時間に食べていた自分たちにとってピザは悪魔的にうまいです!(笑)
久々なジャンキーな物を食べ、活力を養い、明後日に迫ったスタート地点への最終準備をホテルで行います。


最後のホテルで、実際に使った装備を本当の出発に向けて乾かしたり、使いづらかった物に関しては、自分なりに工夫を加えたりをします。


また、Wi-Fiなどを通じて自由に日本にいる家族や友人に連絡できるのも最後なので、
各々、声を聞いておきたい人や伝えたいことがある人へ連絡を済ましました。☎️


最後にトレーニング中の写真を少しだけ。。。



今回は短めでした。
次回はいざ出発へ?!」思ったこと感じたことをそのまま綴りたいと思います。
                                 (じゅんや)

北極トレーニング vol.3

こんにちは!モトロクのじゅんやです。


雪原を一望


この日で3日目となった寒冷地トレーニング。
この日は午前中には雪がちらつきましたが、概ね晴れでした。☀️


お昼ころには、我々が演習をしている湾の東側の岸にある小高い山に登りました。🗻
一見、断崖絶壁の雪の壁の中から登れるルートを探し出し登っていきます。


登り切り後ろを見ると、これまで歩いていた雪原を上から一望することができ、その綺麗さと広さ・大きさに圧倒されました。


そこでしばらくの時間を過ごしたのち、山を降り、演習を再開しました。
すると自分たちの前に、氷が隆起した場所が現れます。。


このような氷の隆起した部分の近くには危険が隠れていることがあります。
今回のトレーニング地の「フロビッシャー湾」は世界でも干潮時と満潮時の差が激しいところで、その潮位の変動から、このような氷の隆起した場所が生まれます。🧊🧊
このような氷の塊は、海面に現れているのは全体の1割程度で、海面下には想像より大きな氷がある形になります。
それらは潮の満ち引きによりぶつかり合い、離れ合いの繰り返しでできるもので、周りには氷の薄い部分があり安易に近づくのは危険なのです。


この日はの進行距離は7時間の行動で、約15km。
昨日とはうって変わり、天気の良い中を歩くことができました。
そんな1日に「オーロラ」というさらなるご褒美が!!!


最後にその際のオーロラを。。。





次回は、現地トレーニングを終えホテルに戻っての最終調整についてなど。。。
                                 (じゅんや)

北極トレーニング vol.2

こんにちは!モトロクのじゅんやです。


強風の中で。。。🌨


前日に始まった本番さながらのトレーニングは、この日で2日目


この日の天候は曇り、気温マイナス16度❄️
曇りですが、南からの風がとても強く、南に進行を続ける自分たちにとってはかなり辛い向かい風です。
ゴーグルなしでは歩けないような向かい風の中をゆっくりと着実に進んでいきます。
途中からは雪も降ってきて、150mほど離れると人が見えなくなるような状況に。。。
そんな中、私たちを率いる荻田氏はずんずんと進んでいきます。
次第に隊列にムラが出て行き、前のメンバーと体力のないメンバーから後ろとで2分割された状態になります。


この状態は、早い側にも遅い側にも良くありません。
(感覚的や感情論的にも良くないかもしれませんが。。。)


隊として冒険をしている以上、休憩時間などで遅れているメンバーを待つ時間が発生してしまいます。
その間、早い隊は必要以上に休憩をしなくてはならず、体を冷やしてしまう原因になります。
遅い隊は、いつもより休憩時間が取れず、体を休めきれず、次の行動時間のターンにさらに遅れが発生する原因になってしまいます。


荻田さんはこのスピード感のすり合わせをするためこの日は敢えて遅い人に無理にペースを合わせず歩いていたのではないかと思います。


強風の中だと、休憩時にも気が抜けません。
行動食の補給時に外した、ミトンや、そのほかにも気をぬくとなんでも飛んでいきそうになります。
装備を失うことは、今後の冒険の危険に直結するので避けなければなりません。。。



苦労のテント設営⛺️
強風の中での歩行を終え、テント設営をしますが、難易度は無風や微風の時とは全く異なります。


設営中、風上側にペグを刺して、手を離した瞬間 !

急に風が強くなり、僕らのテントが「バッ」っと宙に持ち上げられました。
幸い僕のペアが反対側の一箇所を掴んでいたので、なんとかテントはひっくりがえった状態でとどまり、難を逃れましたが、肝を冷やしたのを覚えています。


後日、強風時のテントの設営のコツを教えてもらい、また、自分たちもテントの設営になれたことで、風が強い中でも、難なく立てれるようになりましたが、それはまたの機会に紹介したいと思います。


この日は、6.7時間の行動時間でスタート地点から南寄りに13km、途中から踵を返し、北寄りに2km、トータル15kmの行動となりました。


「苦労のテント設営」を終えテントに入りました。
体感温度的には、最高レベルに寒かった1日を終え、食べるバターたっぷりの札幌ラーメンは文字通り体に染み渡る美味しさで、あの味は忘れることはないでしょう。。。


                     強風の中歩く隊


次回は、「オーロラ」に恵まれた、寒冷地トレーニングの3日目について思ったまま、感じたまま綴りたいと思います。
                                 (じゅんや)